KUROMIMIには本が足りない。

KUROMIMIには本が足りない。

活字がないとダメ系ヲタク。小説・音楽・詩・ときどき映画。自作の小説も書いてます。

過去は愛せない。

今回の記事を読むと、こいつやばい隠キャやん…てなるかもしれない。 けれど自己認識としてわたしが隠キャなのかどうかは10年以上考えてきたが判然としない。まじでわからん。 判断は読んだ人に任せたいと思う。 わたしには 「あのころはよかった」「あの頃に…

ノンフィクションはフィクション。

あれは今から一年ほど前のこと。 私はまだ大学4年でした。今回はその頃に研究室で卒論をいじりながら教授と話していたフィクションとノンフィクションの話についてちょっと話したいと思います。 先に私の結論を言っておくと、ノンフィクションはフィクション…

すべて架空の物語を創作するときのポイント。

どうも。クロミミです。 先日からものすごくニッチな記事ばかり書いてすみません。なんとなく今のタイミングで小説に関する色々なことを自分への戒めに言語化しときたいと思う次第です。 さて。今回は架空の人物や場所を用いて物語を描く場合の個人的なポイ…

事実をもとに創作する時の注意点とは。

どうも。クロミミです。 先日はマニアックな創作語りにお付き合いいただき誠にありがとうございました。 kuromimi.hatenablog.com 実は、コメントを前回の投稿で珍しくいただいたのですが、そのとき話題になった「小説の書き方」のうちの一つについて今回は…

小説の描写が脚本みたいになってしまう原因。

小説を一度でも書いたことのある人ならわかるかと思うのですが、小説を書いてるとなんだか脚本みたいになってしまう、ということがありませんか? 今回は小説の描写が脚本っぽくなってしまう理由とわたしがどのようにして描写を作っているのかを書いてみたい…

小説・海のなか(5)

前話はこちら。 kuromimi.hatenablog.com 小説・海のなか(5) *** 閑散とした駅を後にして、気がつくとわたしは歩き出していた。その感覚は自ら歩いているというより、誰かに導かれて、という感じだった。考えなくても勝手に身体が動いていく。未知の感…

ゆら帝が素晴らしすぎてそろそろ空も飛べる。

この間運転中、延々1時間半ゆらゆら帝国を聞きながら爆音で歌っていたら、最高すぎてそろそろ空がとべそうなんで、今回は天井知らずなゆら帝への愛を語りたいと思います。 ※今回かなりうざいです。許して。 現在クロミミのアイポットには 「空洞です。」「3×…

詩を書くことはリハビリみたいなもの。

(大幅に改稿しました。) 今回はわたしにとっての詩を描くことについて語らせていただきます。お付き合いください。 わたしが詩を描き始めたのは、中学生の頃。そのころは日々の鬱憤が溜まりに溜まって描いたものでした。小説も部活の合間にかいてたなぁ。…

幸不幸は比べられない。

「〇〇に比べたらわたしなんか幸せだよね。」 という感じのフレーズを、生きてきた中で幾度となく聞いた覚えがある。つい先日、職場でもこのフレーズを聞いた。 〇〇には隣人でも、紛争地帯の子供達でも、あるいは肉親でも、とにかく他人であれば何でも当て…

小説・海のなか(4)

前話はこちら。 kuromimi.hatenablog.com 第三章 盲目的な幸せ いつもそうであるように、台風はあっという間に通り過ぎて、週末は雲ひとつない真っ青な晴れ模様となった。目の眩むような空の青さを見続けていると、何か途方もなく大きな怪物の口を前に立ち尽…

小説・海のなか(3)

前話はこちら。 kuromimi.hatenablog.com *** 陵からメールがあったのは、新学期が始まって数日が経った日の夜だった。それは陵からの初めてのメールだった。海に行く前に陵とはメールアドレスを交換していたけれど、メールのやりとり自体はしたことが無…

一生ものの詩に出会った。

最近私は気がつくと一人の作家のことを思ってしまう。 それが、工藤直子。 工藤直子というと表題にもある「てつがくのライオン」が一番有名かと思う。もちろん私も好きだ。けれどもっとお気に入りの詩がある。まずは引用させていただきたい。 「夜光虫」とい…

小説を書くことは浄化作業。

どうも。クロミミです。 今回は私にとっての小説を書くことと、なぜ最近小説が書けていないかについて言い訳したいと思います。暇なら付き合ってください。 最近は本当に少しずつではありますが閲覧してくださる方が増えてきて嬉しいです。 今までこういう場…

詩・旅立つ日

うみにどぷん、と溺れてしまったみたいに列車の窓は黒い。 みんなはまだ目覚めない。 此処にいるひと以外はみんな夢の中で溺れている。錯覚と実感の狭間で。 手につかんだものは全て霧散する。暗闇に塗りつぶされてしまうから。 この町の4時半をはじめていま…

地上の楽園へようこそ。

今回は、前回の記事で話に出てきたハライソという我が楽園について少々ご紹介。 ハライソは尾道商店街にあるカフェ。 てゆーか、尾道自体オススメなんやが。(クロミミの聖地。定期的に補給しないと禁断症状でます。) この写真は去年行った時の写真。 そろ…

異世界に迷い込むような楽しさ。

どうも。クロミミ です。 なんとなく今夜は映画「ベイビー・ドライバー」のサントラとともにひさびさにまったりな予定。 三連休最後をまったり過ごしたい。 まったりついでにこの間わたしが出会った最高なカフェを語りたいなって思います。ついでに素敵な本…

完璧に抑制された描写こそ、物語の理想系。

実は先日までのイタリア旅行中に飛行機内で友人B氏にオススメされたTONO 作「チキタグーグー」なる漫画を電子で全巻購入して読んでたんだが。 一言言わせてくれ。 …最っっ高……! まじで空気感が好きすぎるし、所々不穏で切なくて。そしてやるせないほど暖か…

イタリア旅行に行ってきました。

ご挨拶が遅くなってしまいました。すみません。 あけましておめでとうございます。今年もお願いします。 今年の年越しはイタリアで過ごしました〜。昨日帰国したところです。 写真1枚目はフィレンツェ。2枚目はナポリの海、三枚目はイタリアの食べのものとイ…

読書に「遅すぎる」など絶対にない。

先日職場の同僚N氏と雑談していた時、普段本を読まないはずのN氏がこんなことを言っていた。 「最近、なんだか本を読むことが楽しくて。でもこんな年になってからおそいよね、恥ずかしい」 彼女はわたしよりおそらく20以上は年嵩で、多分母と同じくらいの年…

小説・海のなか(2)

前話はこちら。 kuromimi.hatenablog.com 第二章 嵐の日には わたしが浜辺で発見されたその日から予報外れに天気が崩れ、退院し学校に行く頃には嵐が街を襲った。陸に帰ってきてからずっと、とめどない雨音がBGMのように耳元で囁いている。 雨は好きだった。…

優れた文章は読者を受動的にしてしまう。

先日、私は遅読派だという話をしたと思う。 kuromimi.hatenablog.com しかし、実際の私はゆっくり読むこともあれば早く読むこともある。 なぜこのような食い違いが起こるのか。 それは私の読書が一段上の段階に上がったからではないか、と内心ほくそ笑んでい…

読書を何倍も楽しむ、遅読のススメ。

本を読むのが好きな人ってどんな人を想像しますか?山ほどの本をあっという間に読んでしまう人のことをいう、と多くの人は思うのではないでしょうか。 わたしは遅読派です。でも本を読むことを愛しています。 今回はそんなわたしの読書の楽しみ方について語…

小説・海のなか(1)

登場人物名にミスを発見したため、再投稿させていただきます。 第零話 プロローグ あれからもう随分と永いあいだここにいるような気がしている。 いまが一体いつなのか、もうわからない。 それほど時間が経ったのだ。あの時から。すべてを曖昧にさせるほどの…

日本人の情感は割と乾いている、と思う。

クロミミ的コミック 第三弾。 青年漫画編。 最近多忙を極めていた故、前回のクロミミ的コミックからかなり間が空いてしまいましたこと、誠に申し訳ござらん。 需要皆無を覚悟しつつ、今回も語っていくぜっっ!最後まで振り落とされずについてこいよぉ〜!← …

音楽に言葉をのせる=魔法をかけるということ。

なんだかここ数日、ブログを見てくださる方の数が少しずつ増えてきて嬉しいです。ありがとうございます。よかったら話しかけてくださいね。泣いて喜びます。 また、ブックマークをつけてくださった際にコメントを下さった方がいらっしゃったのですが、すみま…

オマージュとパクリを分かつものとは。

どうも。 クロミミです。 こないだ友人と、サイモン&ガーファンクルのスカボロフェアがマジで呪術だって話をしてたら、なんだか音楽について語りたくなってきたので、今夜は音楽についてのんびり語ります。気が向いたらお付き合いくださいませ。 わたしは音…

小説・或る夢

夢の中で彩夏は父を殺した。 いや。あれは自殺だった。そのはずだ。 汗に湿ったシーツはまとわりつくように思考を束縛する。まだあの夢から醒めきっていないためかもしれない。頭の中では今しがた見た夢が断片的に浮かび上がっては消えを繰り返していた。気…

小説・夜を待つ少女

二一時を過ぎた頃、わたしの街は眠りにつこうとする。昼間は街で一番のにぎわいを見せるこの交差点にさえ沈黙が訪れて夜が深くなる。そのなかで、こわれたように点滅し続ける黄色い信号のひかりをぼんやりと眺めているのがわたしは好きだった。 通りにはほと…

世代を超えて愛し続ける不朽の名作。

今回ご紹介するのはこちら。 「夜の蝉」北村薫 創元推理文庫 こちらは、以前クロミミ的ブックにて紹介した「空飛ぶ馬」に続く、円紫師匠と私シリーズの第2巻。 「空飛ぶ馬」も好きですが、「夜の蝉」はもっと素晴らしい。 「円紫師匠と私シリーズ」は女子大…

音楽がないと生きていけない。

どうしても話したくなっちゃったので今回はわたしの大好きな音楽について語っていきます。 需要皆無は覚悟の上です。 ご了承くださいませ。 わたくし、本を読むのも大好きですが、それに張るくらい、音楽を聴くのも大好き。 いま2700曲くらいアイポットに曲…