KUROMIMIには本が足りない。

KUROMIMIには本が足りない。

活字がないとダメ系ヲタク。小説・音楽・詩・ときどき映画。自作の小説も書いてます。

2019-11-09から1日間の記事一覧

小説 (仮題)反対の笑み⑴

その男は、少し違和感のある微笑でこちらを見つめ返していた。「違和感」というのは何も、目の前の男の笑みがぎこちなかったという意味ではないーーー。むしろ、穏やかに何の問題もなく男は笑っていた。違和感を覚えたのは、違っていたからだ。つまり、自分…