KUROMIMIには本が足りない。
うみにどぷん、と溺れてしまったみたいに列車の窓は黒い。 みんなはまだ目覚めない。 此処にいるひと以外はみんな夢の中で溺れている。錯覚と実感の狭間で。 手につかんだものは全て霧散する。暗闇に塗りつぶされてしまうから。 この町の4時半をはじめていま…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。