KUROMIMIには本が足りない。

KUROMIMIには本が足りない。

活字がないとダメ系ヲタク。小説・音楽・詩・ときどき映画。自作の小説も書いてます。

2020-10-01から1日間の記事一覧

詩・空洞の記憶

ある夜 音楽を聴いて歌っていると あの部屋の味がした。 かさかさと乾いたひとりの 贅沢な味が。 その時やっと思い知ったのだ。 『もうあの場所には戻れない』 同時に 虚しかった きっと私はすぐに忘れてしまう わたしはわたしの薄情さが憎かった。 けれど …