KUROMIMIには本が足りない。
ある夜 音楽を聴いて歌っていると あの部屋の味がした。 かさかさと乾いたひとりの 贅沢な味が。 その時やっと思い知ったのだ。 『もうあの場所には戻れない』 同時に 虚しかった きっと私はすぐに忘れてしまう わたしはわたしの薄情さが憎かった。 けれど …
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。