KUROMIMIには本が足りない。

KUROMIMIには本が足りない。

活字がないとダメ系ヲタク。小説・音楽・詩・ときどき映画。自作の小説も書いてます。

小説・「海のなか」(29)

前話はこちら。 kuromimi.hatenablog.com *** 夢に出てきたと思しきそこは、海の見える窓際の席だった。その夕暮れ、マキノのアイスクリーム屋を訪れたのは、夢が忘れがたかったからだった。窓辺から見える景色の真ん中には青い帯が遠く揺らめいていた。…

4月のイラストが完成しました。

#クロミミ的壁飾り 4月の壁飾りが完成しました。 今年度はこれで最後です。 来年度も描こうかな?考え中です。 なかなか構図が思い浮かばなかった1〜3月とは違い、すぐ構図が降りてきた。やっぱりこういう時は割とうまく描ける。 結構丁寧に描いたけど、2時…

お気に入り色鉛筆を語る。

#クロミミ的画材 多分ここ最近、人生上で一番カラーイラストを描いている気がする。 今回は私が使ってる色鉛筆を語ります。 ① ファーバーカステル スムースブライトカラーペンシルズ ②三菱鉛筆 ユニ カラードペンシル ③ファーバーカステル ゴールドファーバ…

3月のイラストが完成しました。

#クロミミ的壁飾り 今回の絵は全て新しく手に入れた色鉛筆を使って描きました。使用したのは ファーバーカステル ゴールドファーバー48色 一見単純な色に見えても、絶妙な色ばかり。混色もとても素敵です。まだ使いこなせていないので、筆圧とかの調整でもっ…

12月のイラストです。

#クロミミ的壁飾り #クロミミ的イラスト 12月の壁飾り。まだ秋も来てないのに冬に突入しちまった。ここで一旦打ち止めな予定です。 今回は登校してる小学生たち。 先頭の子が4年生さん。真ん中の子が1年生さん。一番後ろの子が2年生な設定。 先頭のキリッと…

11月のイラストを作成しました。

#クロミミ的壁飾り 11月の壁飾り。 今回は、コンビニ前で買い食いする女の子たちです。ここまでかければ、後で多少仕事が忙しくてもなんとかなりそう。ホッとしました。 ポニテの子は焼き芋を、お口パンパン子はカレーまん食べてます。まあ、私カレーまん食…

10月のイラストを作成しました。

#クロミミ的壁飾り 連休で暇だったので十月の壁飾りを。どんぐり拾いをしている子達を描いてます。 女の子が小4、男の子が小3くらいの設定。女の子の方が体格良く描いてます。 ちっちゃい子の素足ってかわいいなーって思って男の子には足を出していただきま…

九月の壁飾りを描きました。

#クロミミ的壁飾り どうも。クロミミです。半年ぶりくらいに仕事がかなり暇だったので、九月の壁飾り描いてます。 秋は忙しそうだからさー。 今回は、ハイキング途中の1シーンをパシャリ。 読書と運動の秋ってことで。 おさげの子は、軽めのを、と思ってほむ…

8月の一枚絵を作成しました。

#クロミミ的壁飾り 1時間半という制限を設けて描いたので、クオリティーはそれなり。なんかのっぺりしたな。 これはB4ですが、のちにカラーコピーでA4に拡大したものを掲示します。モノクロコピーして、塗り絵としても活用しようかな、なんて。 本当は縁側に…

7月の一枚絵です。

仕事で使うのに描いたイラスト。#クロミミ的壁飾り 7月なので七夕。 ベタですね。 昔から絵を描くことは好きだけど、そんなにうまくはなれなかった。やっぱり拘りが足りないんだろうな。 でも、今の仕事には役立ってる。下手でも少し絵が描けて良かったかも…

6月の絵を描きました。

#クロミミ的壁飾り 仕事で使った六月の壁飾りをアップし忘れていたので、今更ながらアップ。 一番最初に描いた物なので、一番手抜きです。1時間で全部かき上げた記憶。 でも結構気に入っている。 CLAMPのホリックに出てくる紫陽花をイメージして描きました。…

1月と2月の絵を描きました。

#クロミミ的壁飾り どうも。クロミミです。 新年をいかがお過ごしでしょうか。 私はひたすら絵を描いたり小説をかいたりしてます。今回はそんな中で描いた二枚を記録的に紹介。 仕事で使う一月二月用のかべかざりです。 一月も二月もなかなか思いつかなくて…

本好きに激推ししたいポーチを見つけた。

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 どうも。クロミミです。 皆様。年末はどのようにお過ごしだったでしょうか。私は尾道に行ってきました。私実は大の尾道好き。いつもながら、「尾道で呼吸してるだけで楽しい」とかほざいてま…

小説・「海のなか」(28)

前話はこちら。 kuromimi.hatenablog.com *** 20××年 10月5日 溺れている。 深い色。 上の方に光が見える。 *** 20××年 10月6日 「はやくおいで」 と誰かが呼んでいた。 顔がない女。 でも、笑っているのがわかる。 *** 20××年 10月7日 「 」 誰か…

自画像ってむずかしい。

なぜかふと思い立って自画像を描いた。 自画像とか多分、リアル寄りで書くのは、中学の美術以来かも。 色塗る段階で、自分の面見るのが嫌になってきて微妙な出来に。 まじまじと自分の顔を見る機会がないけど、むっちゃ面長でびびるな。目から顎の距離長すぎ…

懐かしい香りを音楽は連れてくる。

クロミミとBUMP #クロミミと音楽#クロミミ的音楽 私がBUMP of CHICKENに出会ったのは、中学一年の頃。ひとつ年上の幼なじみが私に教えてくれたのだった。 彼女とは姉妹のように親しかったが、つまらないことで仲違いした。それからはまったく交流がない。こ…

感動すると、私たちは泣いてしまう。

先日、久々に電車で外出した折にこれをずっと読んでいた。 「ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー」 「ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー 2」 有名なこのシリーズをわたしはなんとなく今まで避けていた。 というのも天邪鬼なので、これがいい…

ジェンダーの消えた世界で

フェミニズムは気持ち悪い、と昔から思っていた。 同じようにマスキュリズム(男性に対する性差別撤廃を目指す考え方)も気持ち悪いと思っている。 最近特にフェミニズムを意識することが多くなった。 書籍を見ても「世界を変えた100人の〜」というものを近…

「役立つこと」は揺るぎない価値か?

「役立つこと」は揺るぎない価値か? 先日私は「読書の効用」についての投稿を描きました。その際に、こういうことに役立つよ〜。こんなことができるよ〜。って描いたわけなのですが。 今回はそんな論の根幹を揺るがすような話をしたい。 私は昔から、これや…

小説・「海のなか」(27)

前話はこちら。 kuromimi.hatenablog.com 第八章 「夢中と現実」 瞼が上がると、「ああ、これは夢だな」という冷めた自覚が生まれた。飽きるほど繰り返した夢だった。 夢の中で、わたしの胸は締め付けられるように苦しい。目の前には残酷なほど美しいブルー…

小説・『海のなか』(26)

前話はこちら kuromimi.hatenablog.com *** 今宵も13年前のあの日のことを語らなければならない。忘れないために。そして、叶えるために。 13年前、あなたはあの子を抱えてここに降り立った。あの時の光景は今でも色鮮やかだ。時を切り取り保存する術があ…

「本当に欲しいもの」を探して。

最近ふと、向田邦子を読んでいる。 はっきりとした契機はなかったように思われる。 そもそもわたしは今までの人生上でまともに向田邦子作品に触れたことがない。高校だか中学だかの授業で「字のないはがき」を読んだきりである。 だから、これが人生初向田邦…

小説・「海のなか」(25)

前話はこちら。 *** kuromimi.hatenablog.com 付き合い始めたからといって、ほとんど変化はなかった。変わったことといえば、必ず待ち合わせて帰るようになったこと。それから時々手を繋ぐようになったこと。それだけだ。付き合っていると見せかけるため…

小説・「海のなか」(24)

前話はこちら。 kuromimi.hatenablog.com *** もう秋になり始めた頃のことだった。秋といってもまだまだ残暑は厳しい。言い訳のように頭上では鱗雲が透き通り、もう秋だと主張していた。 放課後を俺はまた愛花と過ごしていた。この頃は帰りが一緒になると…

小説・「海のなか」(23)

前話はこちら。 kuromimi.hatenablog.com *** 例の一件から、愛花は何かと俺に話しかけてくるようになった。俺はといえば、美しい猫が俺にだけ特別なついたかのような、幼い優越感を感じて日々を過ごしていた。実際、あの日から愛花の鋼鉄の扉はほんの少…

大人になったからこそ、描けるもの。

連載小説・「海のなか」について。 どうも。 クロミミです。 最近やっとこさ最新話を更新いたしました、連載小説「海のなか」。今回はこちらの作品を制作するに至るまでの話を少しだけしたいと思います。お付き合いください。 話を始める前に、まだ読んだこ…

小説・「海のなか」(22)

前話はこちら kuromimi.hatenablog.com 第七章 「追憶」 愛花と出会った時から、きっともう手遅れだった気がする。 今から思えばあれが、一目惚れというやつだったのかもしれない。もう昔すぎてよくは覚えてない。けれど、いくつかの場面が断片的に焼き付い…

読書の意義とは。

昔から、教育現場において 「読書をしなさい」 と言われる。 読書の効用とはなんだろうか。 これはいくつか挙げることができると思う。 まずは、文章の読解力が上がる。もしくは自分の知らない知識を知ることができる。または、知らない考え方を取り込むこと…

掌編小説・『死の明日』

液晶が青白く発光し、目を灼いた。 もう夜が深いーーー。 眩さにそう悟った。部屋の片隅からはラジオの微かな音が聞こえていた。音量を絞っているので、内容は聞き取れない。それで構わなかった。耳鳴りがしないのであれば。いつもは気にもとめない沈黙が、…

わたしが自己啓発本を読まない理由4つ。

自己啓発本を読まない4つの理由。 よく、自己啓発本を読む人を見かける。 見るたびわたしは思う。 なぜ読むのだろう? と。わたしはこれまで二十五年の人生の中でほとんど所謂「自己啓発本」と呼ばれる類のものを読んだことがない。 ここで言う自己啓発本と…