KUROMIMIには本が足りない。

KUROMIMIには本が足りない。

活字がないとダメ系ヲタク。小説・音楽・詩・ときどき映画。自作の小説も書いてます。

すべて架空の物語を創作するときのポイント。

どうも。クロミミです。

先日からものすごくニッチな記事ばかり書いてすみません。なんとなく今のタイミングで小説に関する色々なことを自分への戒めに言語化しときたいと思う次第です。

 

さて。今回は架空の人物や場所を用いて物語を描く場合の個人的なポイントについて語らせていただきたいと思います。

 

今回のポイントはとっても単純!

なんと言っても人物造形!

1にキャラ2にキャラ34もキャラで5もキャラ!!

 

と言うくらいとにかく人物造形を重視して描くべきだと考えています。なぜなら、人物のリアリティーが作品のリアリティーとニアリーイコールだからです。わたしは小説を描き始めるとき、一番キャラを練るのに時間をかけます。

 

わたしも高校生くらいの頃は、「いやいや。人物よりプロットやろ。わたし描くの文学寄りやからええわ」とか思ってましたええ。

↑ふざけんな、結構最近じゃねーか。

いやーーーまじぶん殴りたいその横面。

冷静に考えてできるわけないじゃんね。だってそいつがどう言う人間かそいつよりわかってないとそいつがどういうときどういう感情になってどんな動きをするかなんて考えられるわけないやんね。

キャラとプロットは別々ではない。

キャラにプロットがついてくるのだ。

よく作家がキャラが勝手に動き出した。てなことを言ってますが、それってきっとこういうこと。書き手が動かしたくなるようなキャラは魅力あるキャラなのです。

 

そもそもキャラを組まなきゃプロットが組めない。

はやみねかおるというわたしがかつて大ファンだった児童文学作家は一人分のキャラ構成だけでノート一冊を費やしたんだそう。(夢水清志郎シリーズの後書きで確か言ってた)

とにかく、人物造形を怠るとリアリティが損なわれて作品がふわふわしちゃう。気持ち悪いものが出来上がります。

 

とは言え、キャラ以前に決めておくことがある。

それは「この作品のテーマ」!

これを決めておかなければ、作品のトーンが決まらないのでキャラが練りにくい。

わたしはテーマを決めてから、大体キャラに役割を割り振る。

 

手順的にはこう。

最初の構想が思い浮かぶ(小説の一場面など)

序盤だけ構想を固めつつテーマを探る。

潜在的な物語のテーマを捉える。

キャラを練る。ひたすら練る。

全体のプロットを練っていく。

 

で。どの程度まで練るかというと、

キャラのプロフィール、容姿、家族構成、コンプレックス、趣味、他の人物との関係性、自己評価、何を一番嫌悪するか、過去の経験、場合によっては家系図まで。一番強調したい特徴的性格などなど。

とにかくそのキャラについて最低五分は語れるくらいがいいかも。好き嫌いについても、なぜ好きか、なぜ嫌いかまで突っ込んでいけると心理描写はしやすい。

私なんかはキャラ練るのド下手なのでリアリティを持たせるためにキャラ一人一人に自分に似たところなんかを作っておきます。そうすると心理描写しやすいんだよな。なんか情けな。

 

ここまでひたすらキャラを練るのだ!!と言い続けてきましたが、これも例外があります。それはキャラが語り部である場合。フィッツジェラルドの「グレート・ギャッツビー」のニックなんて代表的な語り部

人物が語り部である場合、あまりキャラは濃すぎないほうがいい。なぜならナレーターのキャラが濃いと、語られる中身である登場人物たちのキャラがたたなくなるから。ここだけ注意してください。

 

とにかく人物造形!

人物造形8のプロット2くらいのつもりでいつも作っています。

 

あーーーキャラ練るのがんばろ。

↑結構最近までサボってたツケで結構しんどい。

がんばろ。ちょうがんばろ。

 

それでは今回もありがとうございました。

 

他にも創作語りしてます。

 

 

kuromimi.hatenablog.com

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