灰色の塵が 積もり積もって
これからどこにゆくのだろう。
扉を開けるたびに思う。
明日は知らない明日がいい、と。
どうしようもない思いを
口にするのをやめにして
一体どれほど経つだろう。
いつになれば止むのかと
問いかけることもとうにやめた。
答えはここにない。
わたしは変われなかったから。
誰か 犯してくれ、
どうしようもないほどに。
いつまでもそう言って
いつまでもそうやって
足踏みばかり。
色がないのはわたしのせい。
変わらないのは 変わりたくないから。
今 もう一歩が欲しい。
その先に なにもなくても。