どうして、と問わないでください。
わたしにはもうわかっている。
あなたが何を知りたいのか。
全てを明け渡せと言いたいのなら、
ただそこでみていて。
わたしはもう 知っているんです。
あなたもわたしも ろくでなしだってこと。
問うのは誰のためなのか
知るのはなんのためなのか
あなたはきっと考えたこともないのでしょう?
だから「待って」と言っているんです。
わたしが語りだすその時まで。
待つあいだ、そのあいだ
わたしのことを考えてください。
そうしてわたしを愛してください。
そうしたらきっと
あなたは初めてわたしを
愛しはじめるでしょう。
そうしたらわたし、
あなたのことを愛せるかもしれません。
さあ。
だから もう 黙って。
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