KUROMIMIには本が足りない。

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活字がないとダメ系ヲタク。小説・音楽・詩・ときどき映画。自作の小説も書いてます。

小説・「海のなか」まとめ6

 

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前回のまとめはこちら。

 

 

kuromimi.hatenablog.com

 

どうも。

暑い夏がこの世で一番忌々しいです。クロミミです。

 


今回は連載小説のまとめ記事を投下します。

 


久々のまとめ記事、今回は連載小説・「海のなか」の(27)から(32)のあらすじをざっくりまとめます。また、併せて新しい登場人物の紹介なども行っていきます。

 


更新がスローペースすぎて記憶が失われた際には、こちらをご一読下さい。過去のまとめ投稿は、noteでは「海のなか」まとめマガジンにて確認できます。

なお、はてブをご利用の方はページ上部の「海のなか まとめ」タブから飛んでください。

 

 

 

 

 

 

 


それではどうぞ。

 


海のなか(27)

 


 第八章の始まり。夕凪の夢の中。彼女は夢の中でも海中にいる。しかし、その夢の内容を夕凪は目覚めと共に忘れてしまうのだった。

 夕凪が目覚めると、そこもまた海底だった。例のごとく傍にいる青に夢を見たことを告白すると、青は夕凪に「あること」を促す。

 

 

 

海のなか(28)

 


夕凪の夢日記の内容。

日を追うごとに、その描写は緻密になっていくようだ。

 


海のなか(29)

 


夕凪はある日の夕暮れ、カフェ「マキノ」にて最近見る夢について思い巡らしていた。するとそこに沙也が来店し…?

 


海のなか(30)

 


家路を急ぐ夕凪。彼女はとうとう「あること」を思い出した。それを確かなものとするため、駆け込んだその先には…?

 

 

 

海のなか(31)

 


ついに、父によって過去が語られる。それは夕凪の夢の内容と符合していた。

 

 

 

海のなか(32)

 


夕凪は再び夢を見る。その夢によって彼女はある事実を思い知らされるのだった。

第八章終了。

第九章へと続く。

 

 

 

 


最序盤からばら撒きまくっていた謎を解きつつある今回。最後まで上手く謎解きできるかわたしもドキドキしっぱなしです。今のところはなんとか(多分)できてるはず。

 


いまは構成を練るので精一杯なとこがあるので、文章が拙くなりがちですが、どうかお付き合いください。

 


さて、最新更新分まででかなり新しい登場人物が出てきたのでご紹介させていただきます。

 

 

 

(登場人物紹介)

 


小瀬 眞琴(おぜ まこと)

 


主人公、小瀬夕凪の母。旧姓、高浪(たかなみ)眞琴。本作の悪の元凶。奔放な性格で周囲を巻き込み振り回すトラブルメーカー。己の優先順位を明確に持っており、また、優先順位を絶対に曲げることがない。だが、精神的には不安定になりやすく、いつでも自分を肯定して欲しいと願っている。碌でもない女だが、なぜか昔から男性を惹きつける魅力を持っている。(ある意味では暴力的なほど魅力的)だが、本人は選り好みが激しく、そのため交友関係が広いとは言えない。結婚後は、夫・佑作(ゆうさく)にかなり依存している。なお、上記のような性格が災いして幼い夕凪をネグレクトしていた過去を持つ。実家に戻って以降も夕凪からは拒絶されているが、全く意に介していない。彼女にとって愛とは与えるものであって、与えられるものではないようだ。

 祐作が単身赴任に出てからは再び精神的に不安定になっている様子。常に何かに依存して生きるタイプで、今は娘の夕凪に依存している。

 

 

 

 


小瀬 祐作(おぜ ゆうさく)

 


主人公・小瀬夕凪の父。一見して物静かで良識ある常識人。音楽鑑賞が趣味。守備範囲は意外にもゴリゴリのオルタナティブロック。妻・眞琴よりも7つ年上。

高浪眞琴一番の被害者。2年前から、仕事の都合で遠方へ単身赴任しているが、2週に一度帰省している。かなりの事故物件である眞琴と10年以上も連れそう超人。現在、妻のことは女として愛しているわけではないが、家族として庇護しなければと思っている模様。(恋愛脳と眞琴は相性が悪すぎるので、このくらいの方がよかったようだ)そして何よりも、妻から夕凪を守らなければならないと言う意識が強い。かつて、妻のネグレクトを止められなかった、夕凪の状態に気がつくのが遅れたと言う点において、ずっと罪の意識背負っている。彼の献身的な行為は、贖罪でもある。夕凪が幼い頃、親元を離れて母方の祖母・幸子(こうこ)のもとで暮らせるよう取り計らったのも彼である。

 

 

 

 


高浪 幸子(たかなみ こうこ)

 


主人公・小瀬夕凪の祖母。小瀬眞琴の実母。

享年72歳。死因不明。12年前当時5歳の夕凪と共に行方不明になり、現在に至るまで消息不明。

 眞琴の実父とは真琴が幼い頃に離婚し、それ以来、女手一つで娘を育て上げた。

 眞琴の夫・祐作より、3歳になった夕凪を託される。なお、眞琴とは結婚の折に仲違いし、ほぼ絶縁状態だった。

 普段から厳しい表情が多く、本人も若い時分はなかなか苛烈な性格だった様子。しかし、夕凪に対しては別人と思えるほど優しく接していた。(このような夕凪に対する態度と眞琴に対する態度との差が余計に高浪親子の溝を深めたのは、言うまでもない)娘である眞琴は厳しく躾けられたようだが、残念ながら今ひとつ実を結ばなかった模様。幸子曰く、「真琴の中身は、別れた元夫に嫌になる程似ている」とのこと。

 夕凪がネグレクトを受けていることを知り、夕凪の引き取りを申し出る。生前は、夕凪がネグレクトされていることについて、自身の眞琴に対する教育のせいではないかと罪悪感をいだいていた。

 孫を積極的に引き取ったのも、以上のような経緯があったからだと思われる。実は熊本出身。時折訛りが混じることがあった。

 

 

 

これからまた登場人物が増えていく予定です。

特に、今回ご紹介した三人は物語の根幹に関わる人々なので覚えてやっていただけたらうれしいです。

 


それでは、また。

 

 

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