KUROMIMIには本が足りない。
前話はこちら。 kuromimi.hatenablog.com 第二章 嵐の日には わたしが浜辺で発見されたその日から予報外れに天気が崩れ、退院し学校に行く頃には嵐が街を襲った。陸に帰ってきてからずっと、とめどない雨音がBGMのように耳元で囁いている。 雨は好きだった。…
先日、私は遅読派だという話をしたと思う。 kuromimi.hatenablog.com しかし、実際の私はゆっくり読むこともあれば早く読むこともある。 なぜこのような食い違いが起こるのか。 それは私の読書が一段上の段階に上がったからではないか、と内心ほくそ笑んでい…
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