KUROMIMIには本が足りない。

KUROMIMIには本が足りない。

活字がないとダメ系ヲタク。小説・音楽・詩・ときどき映画。自作の小説も書いてます。

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

いつか、描きたい線がある。

いつか描きたい線がある。 昨日、バッテリーの表紙を模写していた。 あさのあつこ/著「バッテリー」だ。 思えば、この作品がわたしの人生に初めての佐藤真紀子との出会いをもたらしてくれた。 彼女の挿画を手にしたいがために、全巻ハードカバーで揃えたほど…

わたしと相対性理論。

透き通るような声に、価値観が揺らぐ。 クロミミと相対性理論 #クロミミ的音楽#クロミミと音楽 わたしが相対性理論と初めて出会ったのは、中学生の頃。 ラジオから流れてきた「恋は百年戦争」。一度だけ聞いたそのサウンドが忘れられず、TSUTAYAに借りに行っ…

詩・六月十四日

紫陽花が色づいて 産声を上げた この季節を愛せないまま 大きくなって 私はまた 好きと言う言葉が嫌い 一雫ごとに色を増す花 なんだか ずっと怖いの 綺麗すぎるから 綺麗 は 嫌い 責められているみたいで 雨の降る日は 綺麗な季節 綺麗になれないまま大きく…

小説・『海のなか』まとめ4

どうも。クロミミです。 今回は連載小説「海のなか」の(18)から(21)をざっくりとまとめていきます。お付き合いください。 いやはや。いつぞやこれからは更新頻度あげますとかのたまったアホはどこでしょう。ここです。 ほんまに有言実行のかけらもねえク…

小説・海のなか(21)

前話はこちら。 kuromimi.hatenablog.com *** 座っているのにそれより深く、落ちて行くような感覚だった。わたしを支えるものが消えてしまった。 図書室はいつも静かだ。わたしの知る人は、誰も来ない。だからここにいる。いつだってそうだった。わたしの…

わたしとサカナクション。

理解できないものがあるって、素敵。 #クロミミと音楽 その4 わたしとサカナクション。 わたしがサカナクションを聴き始めたのは、多分中学の終わり頃。たしか、テレビか何かで「ミュージック」を知ったことがきっかけだった。 そんな入り口から入ったせいな…