KUROMIMIには本が足りない。

KUROMIMIには本が足りない。

活字がないとダメ系ヲタク。小説・音楽・詩・ときどき映画。自作の小説も書いてます。

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

情景を刻みつけるための詩。

先日ご近所の四国へ行ってきました。 うどん美味しかった〜! うどん大好きマンなのです。わたくし。 海にも行ってきました。 実は先日の詩で使った写真はこの時撮った写真だったりします。もう、すっごい綺麗で。この情景を何度か記録しておきたいと思って…

詩・「あなた」

どこまでも続く海原を見ていると どこかであなたが シャッターを切る音がした これは あの時撮ったのかしら 気がつかなかった 砂浜を歩いた時の感触 今でも覚えているのよ あれは波がひいた跡 どこまでもうねりが続いていた 砂浜がきらきらかがやいていた お…

詩・「ちいさな不幸」

いつも 少しだけ不幸なんです なぜかしら お母さんが 思いきり褒めてくれたときも あの人が 力いっぱいだきしめてくれたときも 猫といつまでも 日向ぼっこしているときだって どこかわたしは不幸 でもわかっているの わたしを不幸にしているのは わたし わた…

通り過ぎてきた時を想う。

先日友人Yと訪れたカフェ「カフェZ」にて古道具の手巻き置き時計を入手しました。 時計とか全然詳しくないんですけどね。 これはもう一目惚れでしたよね。 セイコーコロナの手巻き置き時計です。 文字盤の黒に銀のドットが近未来感あっておしゃれ。なんとな…

キリンジは俺の血液。

本日わたくし半休もらって職場から直で実家へ帰ったのですが。 (職場から実家まで車で2時間かかります) その間ずっと運転しながらキリンジを聞いてたわけで。 皆さん、キリンジって知ってますか? キリンジというのは堀込高樹と堀込泰行の兄弟ユニットであ…

共感だけでは限界がある。

よく書籍のレビューで酷評する際、 「この小説の主人公にはどうしても共感することができなかった」 というような内容をよく目にする。 果たして、共感する必要があるのだろうか。 そして「共感できない」ということは酷評するに値する理由なのだろうか。 わ…

詩・「愛を乞う」

どうして、と問わないでください。 わたしにはもうわかっている。 あなたが何を知りたいのか。 全てを明け渡せと言いたいのなら、 ただそこでみていて。 わたしはもう 知っているんです。 あなたもわたしも ろくでなしだってこと。 問うのは誰のためなのか …

詩・「今」

灰色の塵が 積もり積もって これからどこにゆくのだろう。 扉を開けるたびに思う。 明日は知らない明日がいい、と。 どうしようもない思いを 口にするのをやめにして 一体どれほど経つだろう。 いつになれば止むのかと 問いかけることもとうにやめた。 答え…

「驚異」を味わうことこそ読書の真髄。

先日、わたしは以下の記事で小説における文章について、「平易な言葉を使って優れた文章を描くことが理想」ということを言った。 kuromimi.hatenablog.com 今回はこの記事に補足してもう少し深い話をしたいと思う。 この記事において、わたしは難しい言葉に…

小説を描くのに必要なのは、言い回しの巧みさ。

どうも。クロミミです。 先日、ある方からコメを頂いたときに考えたことについて今回は語っていきたいと思います。 皆さんは、小説を描くときにたくさんの語彙は必要だと思いますか? わたしは必要だと思います。 ただし、この語彙という言葉に惑わされては…

「言えないから」小説を描く。

以前私はこんな記事を書いた。 kuromimi.hatenablog.com kuromimi.hatenablog.com この二つのテーマは自作の小説でもよく扱うものだ。 でも、こんな記事を書けるならわざわざ小説書く必要なくない?と思う人もいると思う。 では、なぜ私は小説を描くのだろう…

小説描くなら徹底的に推敲しろ。

今回は、小説を描く上で必ずしたほうがいい推敲という工程について語りたいと思います。 わたしは今「海のなか」という小説をこのブログで連載しています。実はこの作品、元々は短編小説なのです。 もとになった短編小説はわたしが高校一年の頃に描いたもの…

小説の書き方に正解などない。

どうも。クロミミです。 先日、ブログのpv数の合計が1000を超えて、うおおおおおお!!ってテンション上がりつつスクショしましたw 何ヶ月かやっていて1000超えるなんて、超ショボいのは重々承知ですが、それでもやっぱりテンションあがっちゃいますねぇ。む…

小説のようだという褒め言葉が嫌いだ。

よく漫画のレビューで、「まるで小説のようだ」という賞賛のレビューを目にする。 言っている人に罪はない。だが、何故か毎度無性に腹が立ってしまう。 何故だろう。 それはきっと言葉選びの安易さを感じてしまうからだ。 わたしは 小説のようだ=緻密で深い…