2020-01-01から1年間の記事一覧
本日わたくし半休もらって職場から直で実家へ帰ったのですが。 (職場から実家まで車で2時間かかります) その間ずっと運転しながらキリンジを聞いてたわけで。 皆さん、キリンジって知ってますか? キリンジというのは堀込高樹と堀込泰行の兄弟ユニットであ…
よく書籍のレビューで酷評する際、 「この小説の主人公にはどうしても共感することができなかった」 というような内容をよく目にする。 果たして、共感する必要があるのだろうか。 そして「共感できない」ということは酷評するに値する理由なのだろうか。 わ…
どうして、と問わないでください。 わたしにはもうわかっている。 あなたが何を知りたいのか。 全てを明け渡せと言いたいのなら、 ただそこでみていて。 わたしはもう 知っているんです。 あなたもわたしも ろくでなしだってこと。 問うのは誰のためなのか …
灰色の塵が 積もり積もって これからどこにゆくのだろう。 扉を開けるたびに思う。 明日は知らない明日がいい、と。 どうしようもない思いを 口にするのをやめにして 一体どれほど経つだろう。 いつになれば止むのかと 問いかけることもとうにやめた。 答え…
先日、わたしは以下の記事で小説における文章について、「平易な言葉を使って優れた文章を描くことが理想」ということを言った。 kuromimi.hatenablog.com 今回はこの記事に補足してもう少し深い話をしたいと思う。 この記事において、わたしは難しい言葉に…
どうも。クロミミです。 先日、ある方からコメを頂いたときに考えたことについて今回は語っていきたいと思います。 皆さんは、小説を描くときにたくさんの語彙は必要だと思いますか? わたしは必要だと思います。 ただし、この語彙という言葉に惑わされては…
以前私はこんな記事を書いた。 kuromimi.hatenablog.com kuromimi.hatenablog.com この二つのテーマは自作の小説でもよく扱うものだ。 でも、こんな記事を書けるならわざわざ小説書く必要なくない?と思う人もいると思う。 では、なぜ私は小説を描くのだろう…
今回は、小説を描く上で必ずしたほうがいい推敲という工程について語りたいと思います。 わたしは今「海のなか」という小説をこのブログで連載しています。実はこの作品、元々は短編小説なのです。 もとになった短編小説はわたしが高校一年の頃に描いたもの…
どうも。クロミミです。 先日、ブログのpv数の合計が1000を超えて、うおおおおおお!!ってテンション上がりつつスクショしましたw 何ヶ月かやっていて1000超えるなんて、超ショボいのは重々承知ですが、それでもやっぱりテンションあがっちゃいますねぇ。む…
よく漫画のレビューで、「まるで小説のようだ」という賞賛のレビューを目にする。 言っている人に罪はない。だが、何故か毎度無性に腹が立ってしまう。 何故だろう。 それはきっと言葉選びの安易さを感じてしまうからだ。 わたしは 小説のようだ=緻密で深い…
以前友人と話していて、こんな話題になったことがある。 「家族って好き?」 この問いに対して友人は好きだときっぱり答えた。その迷いのなさが羨ましい。わたしはこうなりたかったのかも。とその答えを聞いた瞬間思ったものだ。 とはいえ誤解しないで欲しい…
今回の記事を読むと、こいつやばい隠キャやん…てなるかもしれない。 けれど自己認識としてわたしが隠キャなのかどうかは10年以上考えてきたが判然としない。まじでわからん。 判断は読んだ人に任せたいと思う。 わたしには 「あのころはよかった」「あの頃に…
あれは今から一年ほど前のこと。 私はまだ大学4年でした。今回はその頃に研究室で卒論をいじりながら教授と話していたフィクションとノンフィクションの話についてちょっと話したいと思います。 先に私の結論を言っておくと、ノンフィクションはフィクション…
どうも。クロミミです。 先日からものすごくニッチな記事ばかり書いてすみません。なんとなく今のタイミングで小説に関する色々なことを自分への戒めに言語化しときたいと思う次第です。 さて。今回は架空の人物や場所を用いて物語を描く場合の個人的なポイ…
どうも。クロミミです。 先日はマニアックな創作語りにお付き合いいただき誠にありがとうございました。 kuromimi.hatenablog.com 実は、コメントを前回の投稿で珍しくいただいたのですが、そのとき話題になった「小説の書き方」のうちの一つについて今回は…
小説を一度でも書いたことのある人ならわかるかと思うのですが、小説を書いてるとなんだか脚本みたいになってしまう、ということがありませんか? 今回は小説の描写が脚本っぽくなってしまう理由とわたしがどのようにして描写を作っているのかを書いてみたい…
前話はこちら。 kuromimi.hatenablog.com *** 閑散とした駅を後にして、気がつくとわたしは歩き出していた。その感覚は自ら歩いているというより、誰かに導かれて、という感じだった。考えなくても勝手に身体が動いていく。未知の感覚に全神経が集中して…
この間運転中、延々1時間半ゆらゆら帝国を聞きながら爆音で歌っていたら、最高すぎてそろそろ空がとべそうなんで、今回は天井知らずなゆら帝への愛を語りたいと思います。 ※今回かなりうざいです。許して。 現在クロミミのアイポットには 「空洞です。」「3×…
(大幅に改稿しました。) 今回はわたしにとっての詩を描くことについて語らせていただきます。お付き合いください。 わたしが詩を描き始めたのは、中学生の頃。そのころは日々の鬱憤が溜まりに溜まって描いたものでした。小説も部活の合間にかいてたなぁ。…
「〇〇に比べたらわたしなんか幸せだよね。」 という感じのフレーズを、生きてきた中で幾度となく聞いた覚えがある。つい先日、職場でもこのフレーズを聞いた。 〇〇には隣人でも、紛争地帯の子供達でも、あるいは肉親でも、とにかく他人であれば何でも当て…
前話はこちら。 kuromimi.hatenablog.com 第三章 盲目的な幸せ いつもそうであるように、台風はあっという間に通り過ぎて、週末は雲ひとつない真っ青な晴れ模様となった。目の眩むような空の青さを見続けていると、何か途方もなく大きな怪物の口を前に立ち尽…
前話はこちら。 kuromimi.hatenablog.com *** 陵からメールがあったのは、新学期が始まって数日が経った日の夜だった。それは陵からの初めてのメールだった。海に行く前に陵とはメールアドレスを交換していたけれど、メールのやりとり自体はしたことが無…
最近私は気がつくと一人の作家のことを思ってしまう。 それが、工藤直子。 工藤直子というと表題にもある「てつがくのライオン」が一番有名かと思う。もちろん私も好きだ。けれどもっとお気に入りの詩がある。まずは引用させていただきたい。 「夜光虫」とい…
どうも。クロミミです。 今回は私にとっての小説を書くことと、なぜ最近小説が書けていないかについて言い訳したいと思います。暇なら付き合ってください。 最近は本当に少しずつではありますが閲覧してくださる方が増えてきて嬉しいです。 今までこういう場…
うみにどぷん、と溺れてしまったみたいに列車の窓は黒い。 みんなはまだ目覚めない。 此処にいるひと以外はみんな夢の中で溺れている。錯覚と実感の狭間で。 手につかんだものは全て霧散する。暗闇に塗りつぶされてしまうから。 この町の4時半をはじめていま…
今回は、前回の記事で話に出てきたハライソという我が楽園について少々ご紹介。 ハライソは尾道商店街にあるカフェ。 てゆーか、尾道自体オススメなんやが。(クロミミの聖地。定期的に補給しないと禁断症状でます。) この写真は去年行った時の写真。 そろ…
どうも。クロミミ です。 なんとなく今夜は映画「ベイビー・ドライバー」のサントラとともにひさびさにまったりな予定。 三連休最後をまったり過ごしたい。 まったりついでにこの間わたしが出会った最高なカフェを語りたいなって思います。ついでに素敵な本…
実は先日までのイタリア旅行中に飛行機内で友人B氏にオススメされたTONO 作「チキタグーグー」なる漫画を電子で全巻購入して読んでたんだが。 一言言わせてくれ。 …最っっ高……! まじで空気感が好きすぎるし、所々不穏で切なくて。そしてやるせないほど暖か…
ご挨拶が遅くなってしまいました。すみません。 あけましておめでとうございます。今年もお願いします。 今年の年越しはイタリアで過ごしました〜。昨日帰国したところです。 写真1枚目はフィレンツェ。2枚目はナポリの海、三枚目はイタリアの食べのものとイ…